今回は、キッカエンジニアがレコーディング本番時にどのようなサポートをしているか?
音作りなど…
と思いましたが…
スタジオキッカのレコーディングプランの中でも一番お手軽なのが
歌録りです
https://studiokicca.com/recording/vocal/
楽器を愛して止まない私ですが、実はボーカルです。ずっとボーカルです!
そう、シンガーです!
実際に歌録りのお客様は多いです。
ブログを書いている本日も歌録り中で、1日に2件なんて日もあります。
どのようなお客様が?
お客様タイプ
A. 普段バンドで演奏している曲で歌以外は録り終えてる
B. ソロ活動している方がバンドアレンジで歌以外は録り終えている
C. ソロ、グループで活動中、活動予定で、楽曲は作家さんが作成している
その他、弾き方り、カバーなど様々な方がいらっしゃいます。
準備するもの
1.オケデータ
2.歌詞
3.ベストコンディションの体
『1のオケデータって?』
歌が入っていない演奏のデータです。
歌録りに使われる主なデータは…
パラデータ
1トラック毎に分かれたもの。
MIX=TD(トラックダウン)前のデータで、楽器、パート毎に細かくトラック分けされたデータです。
歌を入れた後、1トラック毎に細かく調整出来ます。
MIXも含めてご依頼頂く場合、このデータが必要になります。
ステムデータ
グループ毎にまとめたもの。例えば、ドラムをハイハット、スネア等小分けになっている状態ではなく、ドラムキットとしてまとめてある。
ライブなどで音源と同期で演奏する場合などに使ったり、歌録りの際も、モニターしながら
「ドラムを上げて欲しい、ギターを下げて欲しい」
等が出てきた場合、作業が簡略化されます。
インスト2MIX
歌以外を2トラックにまとめたもので、簡単に言えばカラオケです。
歌を入れた後、歌とオケのバランスは調整出来るが、1トラック毎の調整は出来ない。
簡易的に歌だけを録る場合は作業が早い。
このように用途によって変わって来ます。
ワンポイントアドバイス
お客様タイプ AやBの方は、普段歌っている、自分たちで作った曲。という事で歌のメロディーやリズムがしっかりと体に入っているとは思いますが…
タイプCのお客様の場合、
まだ一度もライブでは歌ってない、レコーディング で初めて歌う。
なんて事も多々あるでしょうし、作家さんが作ったものなので、メロディーがまだ体に入りきっていない。という事もありますよね。
しっかり準備したと思っていても、いざブースに入ると
飛んじゃった!
あれ?
なんて状態もあり得ます‥
そこで
メロディーのガイド(調整の出来るMIDIファイルで書き出したもの)データがあると便利です。
作家さんによっては、鍵盤などで打ち込んでいたり、ご自身が歌って入れてあったりと様々でしょうが、曲を受け取った際には存在しているはずです。
キッカエンジニアはそれを元に、メロディーや歌い回しをブラッシュアップさせ、コーラスパートも整えていきます。
そのディレクション作業の中で、ん?こんなコーラス入れてみては?
なんてアイデアが出たりも!
そこには明確なメロディーラインが必要です。
キッカエンジニア、歌のディレクション上手いんです(笑)
キッカに来る以前に、私自身いくつかのレコーディング現場にディレクターとして関わり、歌のディレクションを経験して来ましたが…
kiccaでのレコーディングを見ていると
(こりゃ出る幕ないな…)
って感じです(笑)。
いや勉強になります。
そこで
2の歌詞
が必要になります。
シンガー、エンジニア、ディレクター、プロデューサーとその場にいる人たちが共有しながら作業します。
最後に
3のベストコンディションの体
これは当然ですね。
最近はすっかり乾燥の季節。
ロービーには加湿器、至る所に飴ちゃん
キッカはシンガーの喉を守ります。
と、書いていて気づきましたが、前回お話した
制作のフォロー
問い合わせや打合せの段階で、エンジニアからデータの事も詳しくお話しさせて頂いております。
それにデータの準備も制作か…
次こそは、音作り!
そう!ディレクション!
音作りから演奏まで、
キッカエンジニアがどのようにディレクションしてるか
そもそもディレクション、ディレクターって?
なんて事を書いてみようかと思います。
▽レコーディングについて詳しくはこちらへ
https://studiokicca.com/recording/