こんにちは。スタジオキッカ吉祥寺でエンジニアをしてます、あつしです!
今回レコーディングでご利用頂いたのは、都内で活動中のパンクロックバンド「ルイジアン・ダーリン」様。3日間で3曲のレコーディングというプランご利用で、スケジュールは以下のとおり。
レコーディングのスケジュール
1日目:
- ガイドレコーディング ※POINT!
- ドラムレコーディング
- ベースレコーディング
- ギターレコーディング
2日目:
- ボーカルレコーディング
- コーラスレコーディング
- エディット・ミックス(1曲分)
3日目:
- エディット・ミックス(2曲分)
- マスタリング(3曲分)
今回は時間的にも多少余裕のあるスケジュールだったので、細かいところまでしっかりとレコーディングやエディット等できました!
レコーディング風景を動画撮影
レコーディング中、スタジオのハンディカムを使って、バンドのレコーディング風景を動画撮影しました。1曲に絞って各メンバー同士で撮影。合間合間で僕もカメラを回しますw
レコーディングってやっぱり作品として残るものなので、煮詰まったり落ち込んだりもするのですが、こういうイベントを一個軸としてやると、メンバー全員が楽しみながらレコーディングできるので雰囲気もとても良くなり、結果的に勢いのある良い音が録れたりしちゃいます^^
そしてスタジオキッカはPV制作等を行うアトヨンサウンドファクトリーが母体ですので、もちろん映像編集も行います。そんな楽しさ満載の作品がこちら↓
こちらの映像作品は、レコーディング費用にオプションとしてプラス20,000円(税別)/1曲で制作致します。
面白い作品にするか、ちょっとクールな作品にするかはメンバーさん次第ですね^^
話はレコーディングに戻りまして、今回ポイントとなるのは、キッカでは基本的にお願いしているガイドレコーディングです。
ガイドレコーディングのメリット
動画の中でも3人で演奏しているシーンがでてきますね。ガイドレコーディングは、雰囲気としてはいつものリハのような感じで、ヘッドホンだけかぶって演奏します。うーん。説明よりもまさに動画のとおりですw
確かに時間は使ってしまうのですが、大きなメリットが2つあります。
1.曲のテンションが出しやすい
ガイドレコーディングでは、ドラム録り前に全パートの音を聴きながらレコーディングできるので、曲のテンションが出しやすいんです。
やっぱり「曲」をレコーディングするのですから、ドラマーだってクリックだけ聴きながら淡々と叩くより、ギターや歌を聴きながら演奏したほうがフレーズがいきいきしてきます。
コレばっかりはエンジニアでもどうしようもない、人間が演奏するからこその醍醐味ですので、ガイドレコーディングはオススメです。
2.曲の完成形をイメージしながら録れる
常に曲の完成系を確認しながらレコーディングできる点。実はこれが1番大事で、「ちょっとベースのフレーズ変えようかな」とか「ギターの上モノこんなの入れてみよう」といった際に、ボーカルやバッキングのギターの音を聴きながら調整できます。
せっかくカッコいいフレーズいれたのに歌録りしたらなんか違う。。。なんて残念なことにもなりません。
ガイドレコーディングは最初にレコーディング予定曲を全てまとめてレコーディングします。今回で言えば3曲でしたので3曲分を一気にレコーディングします。
所要時間はサウンドチェック含め約2~3時間といったところですね。この2~3時間を無駄とするか、必要な時間とするか、もちろんみなさんと相談しながら決めていければと思います。必ずやらなければイケないものでも無いので、そこはコストと時間とゆっくり相談して決めましょう!
ここからが本番のレコーディング。ですが、長くなってしまったので、また別の機会に更新します!
[バンドREC]
▽バンドレコーディング当日の流れ(一例)
https://studiokicca.com/recording/band/flow.php