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スタジオキッカのブログ

前田遊野の音楽遍歴

2015.06.19

Twitterでご質問頂きましたのでつらつらと書いて行きます!

「遊野少年、CDを買ってもらう」の巻

初めて買って貰ったCDは「とんねるず」さんの「ガニ」

その昔、TVで石橋さんがこの曲をパフォーマンス中、

エンディングにギターをぶっ壊し始める姿を見、
「カコイイ(*゚▽゚*)!!!」となり親にねだる。

しかし「え…マジで?」と親。

それもそのはず、実はコチラの曲、歌詞も楽曲もかな〜〜りカオス。

遊野少年それでも親に買わせ、ヘビロテ→少年ながらに歌詞を理解し

親になんてものを買わせたのかと思う。

その後は缶コーヒーのCMで流れていた福山さんの曲などを買って貰ったり。


「遊野少年、バンド始める」の巻

ある日、深夜目にした「LUNASEA」さんのPV「ROSIER」

雄々しいRYUICHIさん

妖艶なSUGIZOさん

ダークなINORANさん

クールなJさん

そして荒ぶりまくる真矢さん

そのすべてに「カコイイ(*゚▽゚*)!!!」となりバンドを始める事を決意する。

最初は歌う気満々であったが

遊「バンドやろうぜ!」

友「てゆーかもう組んでるし」

遊「じゃあ入る!歌う!」

友「えっ!?」

遊「えっ!?」

という流れを経てドラム担当に。

そこからはJROCKを沢山聴きました。

多分、一番好きだったのは「ROUAGE」さん。


「遊野少年、洋楽に目覚める」の巻

14歳くらいの時に近所のセンパイの家にお邪魔した時、センパイが

「Family Values Tour 98」を見せてくれた。

「Korn」がとにかくカッコ良くてガッツリとハマりCDや映像作品を買い漁り、

Family Values Tour関連のバンドも全てチェック。

当時、ジャンルとか良く分からないままに聴いていたのでジャンル関係無しに

「ジャケ買い」をし、多彩なジャンルの音楽を聴く様になる。

更に当時、日本の田舎の方では流行りの音楽だけがプッシュされている様な有様であったのでCDショップの片隅の洋楽コーナーが宝箱の様に見えたのを良く覚えています。

そしてある日、「Arch enemy」の「Stigmata」を手にする。


「遊野少年、メタルに目覚める」の巻

「なんじゃこりゃぁぁぁぁ!?」と衝撃を受けながらも

爆音に身を委ねてみると聴こえてくる鳴きのメロディ、速すぎる演奏…そうです。

「メロデス」です。

遊野少年のメタルの入り口はメロデスでありました。

「Korn」の時同様ハマったら最後

遊野少年はとことん味わい尽くすタイプですので夢中でメタルを聴き漁ります。

正統派からデスメタルまでとにかく探しました。

ドラムにおいてテクい事を追求し始めたのもこの頃。

好きな楽曲は片っ端からコピーしていたので

メタルやりたくてテクニックを身に付け始めたと言えます。

そこから、テクが欲しくてJazzやFusion、ラテン、ファンク等も前以上に聴く様になります。

一番好きなのは今でもイェスパー脱退前の「IN FLAMES」。

「前田遊野音楽革命」の巻

10代の頃はそんな感じでカッコイイものを追い求めて聴いていた音楽ですが転機が有りました。

まずは人との出会いですが
【当時組んでいたバンドのギタリスト】

ギター弾くか、廃人になるかを地で行く奴。

【Blue Man Groupe音楽監督】

恩師Bill Swartz氏。ドラマー。

めっちゃ上手い。プレイがめっちゃロック。(下の動画参照)
この2人との出会いが音楽に対する考え方・価値観を変えました。
1番学んだのは「心は音に宿る」って事。

元メンバーはギターでしか自分を表せない不器用な奴だったから当然

リハだろうが毎回全力で弾く。

そうする事でしか世界と繋がれないから。

もしくはそうする事でしか世界と繋がろうなんて思っていないから。

恩師は「テクなんかどうでもいい。考えるな。感じたままに心で叩け」が信条。

そしてそれをプレイにしっかり反映させる「テク」を持っていて

贅沢にも好きなだけそれを目の前で見ることが出来た。


そんな人に出会って、思い出した事があった。

ジョナサン・デイビスの自らの壮絶な経験を包み隠さず歌う歌を聴いて涙が出た事。

ゲイリー・ムーアを見て「ああ、この人はギターが自分の声なんだな」と感じた事。

考えてみれば、

自分が好きになったアーティストは皆何かを音楽で表現しているアーティストばかり。

音楽は、手段であって本人達はその根本にある想いや心を伝えたい。

そんなプレイヤーが昔から好きだったなと。
それを思い出してからは私が聴く音楽と言えば「表現のある音楽」それのみ。

ジャンルも、言葉も、上手い下手も関係無い。

プレイヤーが溢れんばかりの想いを持って演奏をしていたら

それだけで聴くに値する音楽だと思います。

それでも、ロックをたくさん聴くのは多分私自身がロックだから。
最後に私が死ぬまで聴き続けるバンドをお届けします。


http://youtu.be/pJ8wyMCdoEE

maeta ドラムスクール / 雑談

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